足の臭いの原因は水虫です!
足の臭いの主な原因は水虫です。厳密に言いますと、人間の足の常在菌は、水虫の原因の白癬菌とは違うカビの一種なのですが、水虫にかかる・・ということはカビが好む環境なわけですので、常在菌の繁殖も強くなります。
足が臭う原因は、常在菌が汗を分解し脂肪酸となるために発生します。さらに足の皮膚は角質層が厚く、大量の皮膚が剥がれ落ちアカになります。
このアカを栄養素に菌は更に繁殖し、皮脂腺からの分泌物と混ざったりして臭いが強くなるのです。
もともと人間の足の裏は、汗腺がたくさんあり、他の部分よりも多く汗をかきます。そして、仕事がら通気性の悪い靴をずっと履いて高温多湿のムレムレ状態・・こうなれば、足は菌たちの楽園になります。
この楽園を、水虫の原因である白癬菌が見逃すはずはありません。白癬菌も皮膚のケラチンという物質を分解して栄養にしていますので足の臭いの原因になります。
ちなみに、爪にもケラチンが含まれていますので、爪も水虫になり変色したりボロボロになることがありますが、これを爪水虫と言います。
水虫菌や常在菌の繁殖を予防するには、毎日お風呂に入り汚れや皮脂やアカをしっかり落とすことと、爪をマメに切り汚れや湿気をためないことです。
そして、足は汗腺が多く、菌が大好きな汗が多く湿りがちです。靴や靴下などの環境を整えて湿気をこもらせないようにしないといけません。
また、ストレスなどの生活習慣にも気を付けましょう。足の裏は、手の平と同じように精神性発汗が非常に多い場所です。常にストレスにさらされている人は、足も常に環境が悪くなってしまいます。
ただし、それらを防いでも感染してしまった水虫は治りません。これは根気よく正しい治療を続けないと治りません。つまり、足の臭いの原因も消えていないのです。
正しい知識を学び、しっかり水虫治療・足の臭いを消す方法に取り組みましょう。