水虫の原因はカビ菌に対する炎症反応
水虫の原因を解説いたしますが、ずばり主原因はカビ(細菌)です。白癬菌(はくせんきん)もしくは皮膚糸状菌が、あなたの足に住み着いているんです。
なぜ住み着いているのか?・・それは!あなたを食べるためです!!
・・と大げさに言いましたが、確かに食べるのは食べるのですが皮膚組織の一部を分解する・・というのが正確なところです。
水虫の原因菌は、ケラチンという物質が好きで、分解して自分の栄養にしているんです。ケラチンは、皮膚だけでなく髪の毛や爪も同じ成分ですので、毛や爪にも水虫ができることがあります。
ただし、毛の場合は皮脂腺もあり水分をはじくので、常に湿気にさらされる足とは違う環境なので、ジメジメ湿気が好きなカビは繁殖できないのです。
一方、足の爪の場合はジメジメした環境になりえますので、実際に「爪水虫」という名の水虫になり、爪がボロボロになってしまいます。
水虫の原因は、その寄生したカビに対する身体の炎症反応なんですね。それで皮が剥けたり、水泡のような水ぶくれができるのです。
では、その大元の原因であるカビの感染源は?・・というと、それは家族であったり身近な環境なんです。水虫に感染している人が歩くと、そこにカビ菌が残ります。そこをあなたが歩いて踏むことで、あなたにもカビ菌が感染します。
ただ、普通なら歩いて皮膚についても、すぐに皮膚の中深くまではカビも侵入できません。通常は毎日お風呂に入って、その後しっかり乾燥もできていれば、水虫になる前にカビは撃退しています。
しかし、現代人の足の環境は「靴」という暗くて湿気の多い、カビには最適な環境になっていますから、感染してしまうんですね。また職業がら、作業靴を履いたりハイヒールや革靴なども履かないといけませんね。いつもサンダルや通気性の良いスニーカーで仕事・・というわけにはいかないです。
そして、水虫に対しては人間の体というのは免疫ができません。外的な治療が必要で、治ってもまた感染する病気です。しっかりと原因・治療方法の知識を持っておかないといけないのです。